2011年1月12日水曜日

映画:君を想って海をゆく

フィリップ・リオレ監督の「君を想って海をゆく」が、ヒューマントラストシネマ有楽町で公開されています。

フィリップ・リオレ監督と言われてもピンと来ない方が多いと思いますが、「パリ空港の人々」、「灯台守の恋」などの監督というと、聞いたことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

Philippe Lioret

今回の作品は、フランスの移民問題、また難民問題の現状を浮き彫りにしながら描かれる人間ドラマのようです。

舞台は、フランス北部のカレ。
恋人に会うためにドーバー海峡を泳いで渡ろうとする、イラン国籍のクルド難民ビラルと、フランス人水泳コーチの話のようですが、このクルド難民役のビラルは、全くの素人。
ロンドン、ベルリン、イスタンブール、フランスで大規模なオーディションが行われ、クルド人コミュニティから発掘されたそうです。
ちなみに、このビラルの恋人役のミナは、ビラル役のフィラ・エヴェルディの妹だそうです。
この役で、フィラ・エヴェルディは、脚光を浴び、今や注目の新人とか。

フランス語のタイトルは「Welcome」。
予告編をどうぞ↓


監督のインタヴューを見つけたのでどうぞ↓


後味の重い映画のようですが、地味だが良作との評判なので、ご興味のある方は、ぜひどうぞ。

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