2011年5月7日土曜日

メトロ散歩 パルマンティエって? Parmentier

パリのメトロにあるパルマンティエ駅。
この駅には、こんな銅像があります。ちょっと映像が暗いですが、何をしているかわかりますか?
実は、これ、じゃがいもを配っているところなんです。そして、このじゃがいもを渡しているのがアントワーヌ・オーギュスト・パルマンティエ(1737年~1813年)。この駅の名前の人物です。

こちらがパルマンティエの肖像↑

1769年、そして1771年にフランスは大飢饉にみまわれました。そのときに、フランス・アカデミーは小麦にかわる食物を賞金つきで募集します。そして、その際に提出されたパルマンティエの提言書により、じゃがいもを作ることになりました。
さて、じゃがいもをどのように普及させたかというのに、こんな逸話があります。

パリの郊外の畑でジャガイモを栽培し、ジャガイモは貴族が食べる栄養抜群の貴重なものだというふれこみのもと、警備を畑のまわりに置きました。ですが、警備をさせたのは昼間のみ。すると、好奇心にかられた人々が、夜になると盗みに入り、 いも泥棒をはじめました。
実は、これによって、じゃがいもを広めようというのがパルマンティエの狙いだったといいます。

そして、これ以来、ジャガイモを添えたり、ジャガイモを使った料理に、パルマンティエ風オムレツ、パルマンティエ風肉料理など、パルマンティエの名前が使われるようになったそうですよ。


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