今年は、府中市美術館開館10周年なんですね。

絵画に興味のある方は、ご存知だと思いますが、「バルビゾン派??」と言う方に、少しご説明を。。。
今では、気持ちの良い日にちょっとスケッチでもと言う感じで、野外で風景画を描くことは珍しくありませんが、19世紀までは、背景として描かれることはあっても、風景画だけを描くという事はありませんでした。
そんな中、パリでの政変や流行していたコレラから逃れるために、パリから60キロほど、フォンテーヌブローの森から10キロのところにある小さな村、バルビゾンに集まった画家たちが、風景や農民を主題にした作品を制作し、「バルビゾン派」(Ecole de Barbizon)と呼ばれるようになります。
バルビゾン派の画家として、よく知られているのが、コロー、ミレー、テオドール・ルソー、ドービニーなど。ミレーの「落穂拾い」や「晩鐘」、「種をまく人」は有名ですよね。
「種をまく人」は、岩波書店のマークにもなっています。
画家達は、代金の替わりに、この旅籠の扉や壁に絵を描きました。

今年は、5月1日から今年の暮れまで、ミレーの「晩鐘」(l'Angélus)誕生150年を祝っているようです。

そんな中での府中美術館展。ご興味のある方は、ぜひどうぞ。
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