
アルザスで使われている言葉で、言語学的にはドイツ語の一方言として扱われているようですが、アルザス地方は、昔からドイツとフランスに支配されてきたため、その語彙はフランス語の影響を多く受けているといわれています。昔はアルザス語とフランス語を話せる人たちが多かったようですが、最近はフランス語しか話せない若い人たちが増えているそうです。
ざっと年表をみただけでも、アルザスはこんなにフランスとドイツの間を行ったり来たりしているんですね。
1948年 30年戦争の結果、神聖ローマ帝国(ドイツ)からフランスに。
1870年 普仏戦争において、フランスが敗北しドイツ領に。
1919年 ヴェルサイユ条約によりフランス領に。
1940年 第二次世界大戦のフランス降伏によりドイツ領に。
1945年 ドイツの降伏によりフランス領に。現在に至る。
土曜日に教えに来ているGillesはアルザス出身です。Gillesがアルザス語を使うのは、友達同士で冗談交じりに少しだけで、ちゃんとしたアルザス語は話せないそうですが、お母さんとおばあちゃんは、Gillesに聞かれたくない話をするときには、アルザス語を使っていたそうです
せっかくなので、Gillesにアルザス語で「こんにちは!元気?」を教えてもらいました。
「Zôlut dü! Ça gets?」(ゾリュードゥ サ ゲーツ)というそうですが、元は、フランス語の「Salut! Ça va?」から来ているそうです。
どうやらしばらく、阿佐ヶ谷のスタッフの間では、この挨拶が流行りそうですよ。
そういえば、ストラスブールのクリスマスマーケットが東京国際フォーラムで開催されていますが、ストラスブールはアルザス地方ですね。
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